世の中にはデジタルが苦手な年代がいますが、私はデジタルが苦手で銀塩写真に入ったのではありません。前職では研究用のCCDセンサーを使った装置を設計・製作していましたので、どちらかというと最先端のテクノロジーを導入して作る側でした。生のCCDチップを扱ったり、周辺回路を設計・製作したり、 画像処理プログラムを書いたりとどちらかというとデジタル屋さんでした。
写真の世界に入ったのもカシオのQV2000UXというデジカメでした。でも、その後のめり込んでゆくと銀塩写真の素晴らしさ、中判カメラのもたらす世界が気に入って、デジカメでの作品作りはやらないようになりました。 その後、しばらく銀塩・中判で写真をやっていたのですが、転職したことで、時間とお金がなくなってしまい、 作品作りから遠のいてしまいました。銀塩はポジフィルムで撮って、現像所へ持って行き、フィルムをスキャンしてデジタル化し、パソコンで処理して行きます。フィルムはフィルム代+現像代で120と呼ばれる長さの物で 一本あたり約1000円の費用がかかります。また、現像所へ持って行き、持って帰るという手間、フィルムを スキャンするという手間がかかるので、かなり時間を要します。今のように、お金も時間もないとなると なかなか継続的に写真を撮って行きにくくなります。 で、よいデジタル一眼レフはない物かと、市場をずっと見てきましたが、ここに来てやっとある程度納得できる物が出てきました。それがペンタックスのK100Dです。もともとMZ−3というペンタックスのフィルム一眼レフを 持っているために、所有のレンズが使える方がはるかによいです。 で、とても大事なことがおきました。 それはMZ−3が壊れてしまったのです。 旅行の時にはまだまだMZ−3を使っていたので、 困った自体になりました。 いや、それだけではありません。 実は妻は、以前私が写真のコンクールで銀賞をもらったときの景品のニコンのAPSのフィルムカメラ を使っていたのですが、この夏にプールに落として(正確には妻が自分で写真を撮りながら 過ってカメラと一緒にプールに落ちてしまって(笑))ダメにしていたのでした。 なのでその分の補充も必要でした。 この2つの事件が重なって、新しいカメラを買う理由が出来たのです! 妻に「修理に出してもお金がかかるし、HPの製作用にもデジタル一眼が欲しかったから」 「新しくて、良いデジタル一眼が出ているし、10月までは1万円のキャッシュバックがあるから」 「僕が使っているコンパクトデジカメをあげるからさー」 という大義名分が立ちました。 わたしのMZ−3はまさに人柱となり道を譲ったのでした。
by healing-light
| 2006-09-11 21:24
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